【心理学】いつの間にか相手を信用してしまう「両面提示」の広告とは?

心理学
スポンサーリンク

人は、商品を選ぶとき、ひたすらプラス面だけのセールストークよりも、マイナス面も説明してくれた方が、信頼性が高まることが多いですよね。こういう人の心理を利用しているのが「両面提示」のテクニック。

今回は、いつの間にか相手を信用してしまう「両面提示」の概要と効果、「両面提示」が使える広告例を紹介します。

スポンサーリンク

「両面提示」の概要と効果

両面提示」とは、商品やアイデアを紹介する際に、良い面と悪い面を同時に提示する手法です。

この手法は、相手に対してオープンで誠実な印象を与え、説得力を高める一方で、悪い面を相対的に軽減させる効果があります。

脳は矛盾を嫌い、認知的不協和を避けようとします。両面提示は、商品やアイデアに対する懸念を取り込むことで、相手の信頼を勝ち取りやすくなります。

また、悪い面を知った上で受け入れることで、より現実的な期待が生まれ、長期的な満足度が向上します。

認知的不協和:人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語(Wikipedia)

両面提示の広告例は?

格安スマホ

例えば、格安スマホの場合、格安という良い面をアピールしつつ、デメリットとして、初期設定を自分でやる必要があったり、通信速度が不安定だったり、Line ID 検索ができない場合があるなど、を購入者に伝えると、購買者は製品の利点と欠点を理解しやすくなります。

栄養ドリンク

栄養ドリンクでは、栄養価の高さや美味しさを前面に押し出しつつ、糖分やカロリーの含有量についても注意喚起します。このバランスにより、消費者は製品を選ぶ際に健康への配慮も考慮しようとします。

自動車

自動車の場合、安全性や快適性といったポジティブな要素を強調しつつ、燃費やメンテナンスコストといったマイナス面も同時に提示します。これにより、購買者はリアルな期待を持ちつつ、製品を選ぶことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、いつの間にか相手を信用してしまう「両面提示」を紹介しました。活用できるシーンで参考にしていただければと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました