「サブリミナル効果」って何?
「サブリミナル効果」という言葉はよく目にしたりするけど、そもそも、どういう経緯でこの定説が生まれ、どういう効果があるのだろうか。
今回は、いつの間にかメッセージが刻み込まれる「サブリミナル効果」を紹介したい。
「サブリミナル効果」の概要と意味
「サブリミナル効果」(subliminal effect) とは、元々、1957年に市場調査員のジェームズ・ヴィカリーの実験によって唱えられた理論。
ニュージャージー州の映画館で映画「ピクニック」を上映しているときに、「ポップコーンを食べよう」、「コーラを飲もう」というメッセージを03秒ごとに流したところ、ポップコーンの売上は 57.5%、コーラの売上は、18.1%増加したという。
つまり、人は、自分でも気づかないうちにメッセージを入れられると、無意識の層に入ってしまい、それが行動に影響を与えることを意味する、という。
「サブリミナル効果」の意味は、以下のとおり。
サブリミナル効果(サブリミナルこうか)とは、意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで表れるとされている効果のことを言い、視覚、聴覚、触覚の3つのサブリミナルがあるとされる。
引用元: Wikipedia
サブリミナル効果を使っている例は?
このようなサブリミナル効果は、企業のロゴなどで活用しているようだ。
Fedex のロゴ
引用元: cmonville via flicker
アメリカのテネシー州メンフィスに本社を構える「Fedex」(フェデックス) のロゴは、スペルのEとXの間に白抜きの右矢印が含まれており、まさに、これから出発しようとするイメージを表しているのだと言う。
Amazon のロゴ
引用元: Zypros, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
Amazonのロゴを見ると、amazの下に矢印があって、パッと見、スマイルのようなポジティブな印象を与えている。また、aからzを指し示していることで、aからzまでのすべての商品を扱うことを意味しているという。こうしたメッセージがユーザーの深層心理の中に入るようにしているのがAmazonのロゴ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、いつの間にかメッセージが刻み込まれる「サブリミナル効果」を紹介しました。活用できるシーンで参考にしていただければと思います。
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