メタバース、その名前だけで未知の世界が広がりますよね。デジタルの魔法に満ちたこの言葉には、新しい冒険が始まる予感がします。
では、メタバースって具体的には何でしょうか? その意味や歴史、そしてどんな風に私たちの日常に入り込んでくるのでしょうか。
そういう疑問にたいして、今回は、「メタバース」の意味、その歴史、メターバスを使った例について紹介していきます。
メタバースの概要と意味
「メタバース」の概要と意味は以下のとおり。
メタバース (英: Metaverse) は、コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、3次元の仮想空間やそのサービスを指す。日本にあっては主にバーチャル空間の一種で、企業および2021年以降に参入した商業空間をそう呼んでいる。将来インターネット環境が到達するであろうコンセプトで、利用者はオンライン上に構築された3DCGの仮想空間に世界中から思い思いのアバターと呼ばれる自分の分身で参加し、相互に意思疎通しながら買い物や商品の制作・販売といった経済活動を行なったり、そこをもう1つの「現実」として新たな生活を送ったりすることが想定されている。
引用元: Wikipedia
つまり、「メタバース」は、イメージとしては、2003年頃にブームとなった「セカンドライフ」が進化したものという理解でいいかなと思います。
セカンドライフでは、ゲームの中に入り、アバターを使って、他のアバターとコミュニケーションを取ったり、リンデンドル (米ドルへの交換も可能) という通貨を使って、物や土地を買ったり、売買したりすることができました。
メタバースも、アバターを使って、意思疎通し、買い物や商品の制作・販売といった経済活動をすることを想定している、という点が同じようです。
メタバースの歴史は?
メタバースの歴史は、以下のとおり。
年代 | キーワード | 内容 |
1970-1980年 | デジタルメガネ | 発明家の Steve Mann が「Digital Eye Glass」を発明 |
1992年 | メタバースの誕生 | SF作家の Neal Stephsonが著書「Snow Crash」でメタバースを紹介 |
1994年 | RPGムーブメント | ネットの誕生でロールプレイングゲーム(RPG)が大人気 |
1998年 | 分散型電子マネー B-Moneyの誕生 | コンピューター科学者の Wei Dai による提案 |
1999年 | POW | マーカス・ヤコブソンとアリ・ジュルズによる論文で造語され、公式化 |
2003年 | セカンドライフ | 初期のメタバースゲーム |
2009年 | ビットコイン | 2008年にサトシ・ナカモトがビットコインの論文を発表 |
2013年 | NFT | NFTは、2012年から2013年にブロックチェーンで発行されたカラーコインとして最初に考案 |
2015年 | イーサリアム | 最初のβ版である「Frontier」がリリース |
2016年 | DAO | DAO (分散型自律組織) の概念が生まれる |
2016年 | DApps | 仮想通貨 Augur(オーガー) の運用開始 |
2021年 | Metaの誕生 | Facebook が社名を Meta に変更 |
メタバースを使った例は?
メタバースを使った例としては、以下のとおり。
- Second Life (セカンドライフ)
- Horizon Worlds (ホライズン・ワールド)
- Fortnite (フォートナイト)
- Decentraland (ディセントラランド)
- Nvidia Omniverse (エヌビディア オムニバース)
- Roblox (ロブロックス)
- The Sandbox (ザ・サンドボックス)
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、「メタバース」の意味、メタバースの歴史、メタバースの例について紹介しました。
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