【正規表現の基本】正規表現とは？ 正規表現で何ができるの？

「正規表現」という用語は、テキスト処理では馴染みのある言葉だが、どういう意味なのだろう？

正規表現の使い方が分かると、通常の検索置換よりも複雑なテキスト処理ができるので、何かと便利だ。

今回は、正規表現とは何か、どういうことができるかを紹介したい。

正規表現とは？

正規表現は、英語の「regular expression」の訳語で、その意味は、以下のとおり。

A regular expression (shortened as regex or regexp; sometimes referred to as rational expression) is a sequence of characters that specifies a search pattern in text. Usually such patterns are used by string-searching algorithms for “find” or “find and replace” operations on strings, or for input validation.
(正規表現（regex または regexp の短縮形、rational expression とみなされることもある）は、テキスト内の検索パターンを指定する一連の文字です。 通常、このようなパターンは、文字列の「検索」または「検索と置換」操作、または入力検証のために文字列検索アルゴリズムによって使用されます)

引用元：Wikipedia

つまり、正規表現とは、テキスト内の検索パターンを指定する一連の文字のこと。

正規表現で何ができる？

正規表現でできることはいろいろあるが、よく使われるのは、以下の２つであろう。

これによって、テキストエディターによるテキスト処理を効率化することができる。また、膨大なデータを扱うファイルの解析にも、この正規表現で、特定の文字を検索することができる。

一例として、以下は、テキストエディターで、正規表現 (例えば、ここでは、「[あ-ん]」が平仮名のすべての範囲を示す) を使って、平仮名のみを検索した例。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、正規表現の意味と、正規表現でできることについて紹介しました。