Excelで日々の作業に追われて、もっと効率的に作業できたら…と思ったことはないでしょうか。
例えば、離れたセルを選択する時に手間取ってしまい、フラストレーションを感じることはよくありますよね。
そんな方のために、この記事では、Excel で離れたセルを簡単に選択する方法をご紹介します。
このスキルを身につけることで、作業効率をアップさせ、無駄なストレスを減らしましょう。
離れたセルを選択する際の基本ルール
近くのセルと離れたセルの選択の違い
隣接するセルと離れたセルを選択する際の操作には大きな違いがあります。隣接するセルを選択する場合、マウスでドラッグするだけで範囲選択できます。
一方、離れたセルを選択する場合、特定のキー操作を使用する必要があります。これにより、効率的に複数の異なるセルを一度に選択できます。
Shiftキー vs Ctrlキー
ShiftキーとCtrlキーは、セル選択における機能が異なります。
Shiftキーを使うと、隣接するセルを範囲選択できます。例えば、Shiftを押しながらセルをクリックすると、その間のすべてのセルが選択されます。
対して、Ctrlキーを使うと、離れたセルを個別に選択でき、複数の離れたセルを同時に選ぶことができます。この違いを理解することで、より柔軟にセル選択を行えます。
離れたセルを選択する具体的な手順
任意のエクセルシートを開いてから、特定のセル (ここでは、C1~C11) をマウスでドラッグし、選択します。
次に、Ctrlキーを押しながら、離れたセル (E列とI列の1行目から11行目) をドラッグして選択し、選択が完了したらCtrlキーを離します。
離れたセル選択の活用例
例1:異なるデータポイントを選んでグラフを作成する
離れたセルを選択することで、異なる場所にあるデータを一度に選んでグラフを作成できます。たとえば、売上データの異なる月やカテゴリーごとのデータを選び、それを基にグラフを作成する際に便利です。
例えば、以下のように、最初にセルA1からB2を選択し、Ctrlキーを押しながら、D1からD2を選択します。
「挿入」タブから、「縦棒/横棒グラフの挿入」アイコンをクリックして、縦棒グラフを選択します。
選択したデータのみのグラフが表示されました。このように、Ctrlキーを使って各データポイントを選んだ後、グラフを作成することで、視覚的に比較が可能になります。
例2:複数の特定のセルに一括でフォーマットを適用する
離れたセルを選択する際、Ctrlキーを活用して複数の異なるセルを一度に選べます。これにより、例えば、異なる場所にあるセルに同じフォーマットを適用する際に効率的です。
セルの色やフォントスタイルを一括で変更することで、全体のデザインを統一し、作業の効率化を図ることができます。
例えば、以下のように、セルB3からC3をドラッグ選択してから、Ctrlキーを押しながら、セルB6、C6を選択します。そのあと、「ホーム」タブから、「フォントの色」アイコンで、赤色を選択すると、選択したセルが赤色に変わりました。
まとめ
この記事では、Excelで離れたセルを効率的に選択する方法をお伝えしました。
Ctrlキーを使うことで、複数の離れたセルを簡単に選択でき、作業の効率化が図れます。これを活用して、日々のExcel操作をよりスムーズにしていきましょう。ぜひ、参考にしてみてください。
Excelの効率的な操作に興味がある方には、さらなる効率アップのスキルを学べる書籍もおすすめです。
コメント